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村山の「あんばい・いい家」大賞
村山の「あんばい・いい家」大賞
村山の「あんばい・いい家」大賞
村山の「あんばい・いい家」大賞

村山の「あんばい・いい家」大賞

建物概要  木造
用  途  専用住宅(夫婦+子供2人)
敷地面積  263.91m2 (79.67T)
延床面積  136.22m2 (37.90T)
建築面積  75.96m2 (34.53T)
建築場所  山形県村山市

 本設計コンペは、近年雪に対する苦労や悩みから、雪が少ない地域に異動するケースが多く、人口減少が続いている山形県村山市が、「雪を考えた住宅」および、「経済性」と「環境への配慮」が、バランスよく設計された高性能な住宅建築を求め、市民に参考にしてもらおうという趣旨のもと行われた。
 今回想定される敷地は、最大積雪がおよそ70cmくらいとなり、年に1回程度危険を伴う雪下ろしが必要となる地域との事。雪下ろし、雪かきは暮らす上で相当な負荷となるため、私は、雪下ろしのいらない、地熱や太陽熱、室内の暖房熱を効率よく利用し、誰もが参考にしやすいように、簡単な形状・構造・プログラムからなる住宅を提案した。こうすることにより、特殊な技術がいらないため作り手を選ばず、どんな敷地にも柔軟に合わせやすく、地域自慢の木材を使用しやすくなるからである。地産地消に配慮した本住宅は、地元の経済性や、環境への配慮をもち、そして雪を苦とせずに、誰でもディテールを参考にしやすい住宅になると考えている。